106th 譲渡会、ありがとうございました
2021年5月9日(日)13時~15時に東田中区中央公民館で行われた譲渡会の報告です。
とても暖かく上着のいらない陽気でした。この時期ですまだ子猫はいなくて参加猫は10匹と少なくなりました。来場者は38人、トライアルの決まった猫は残念ながいませんでした。
最近テレビでも取り上げられることもある多頭飼育崩壊ですが私たちがテレビで見るのはごみ屋敷のようになったところに猫がたくさんいて保護ボランティアが格闘して捕獲、保護して里親を見つけるまでのお話ですよね。猫ってパニックになると失禁しちゃうので実際のたくさんの猫の捕獲の場面は壮絶だそうです。
多頭飼育崩壊については環境省から“人、動物、地域に向き合う多頭飼育対策ガイドライン”という報告書が出ています、多頭飼育問題が起きた時の人と環境への対策について網羅的に書かれたものでさすがお役所の書いたものは面白くはないです、多頭飼育崩壊をどうやって防ぐかについてはあまり多く書かれていません。
まず多頭飼育崩壊がどうして起こるのかですが、避妊去勢をしていない猫を複数飼っていると当然子供を産みます、ご存じのように猫はとても繁殖力が強いのでどんどん増えていきます、増えても経済面、環境面で十分な面倒を見れるのなら問題はないですが、もし病気、けが、失職などの健康上や経済上の問題が起こると面倒が見られなくなります、病気や避妊去勢のために猫たちを医者に連れて行けない、連れて行くお金がないという状況に陥ります、するとますます猫それも不健康な猫が増えていくという悪循環に陥ります、周辺のへの悪臭などの問題も起きてきます。
私たちはまず多頭飼育崩壊を起こさないための予防をしなくてはいけません、それは避妊去勢です、避妊去勢さえしていれば坂を転げ落ちることはなくなります。
にゃんくるでも保護猫には譲渡前に避妊去勢をしています、手術するには小さい場合は避妊去勢を条件に譲渡しています、譲渡先で多頭飼育崩壊が起きないための予防です。
報告書から面白かったことを。動物愛護ボランティア、自治会、医師会の3つの団体が飼い主に対して批判的だったか、支援的だったかのアンケートの結果で動物愛護ボランティアが3団体の中で批判的かについては一番低く、支援的かについては一番高かったですね、猫好きでだから放っておけないんですかね。
でも猫愛のあまり無茶な保護をしてボランティア団体が多頭飼育崩壊に陥る危険性もあると書かれていました、気を付けないといけませんね。
ガイドラインは多頭飼育問題の発見、解決について詳しく書いてあります、特に飼い主への生活支援が大事だと書いています、下記で読めます。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/r0303a.html
次回の譲渡会は 2021年5月23日(日) 13:00~15:00 中畑南地区コミュニティ供用施設(中畑 1667-1)で開催されます。
・ ご寄附の報告
今回の会場でのご寄付は2,000円をいただきました、ありがとうございます。
また寄附の品々誠にありがとうございました、大事に使わせていただきます。
前回以降と今回の寄附品の紹介させていただきます。
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